結婚、出産、仕事、女の選択肢

女性には選択肢がたくさんあって
男性のように「将来家族を養え」とかのりきみがないので
仕事に対する姿勢も柔軟で強いのではないか
と考えることがあります。

世の中、男性と女性ほぼ半々でできているんだから
いろんなことが男女共同作業ですすんでいくのが
自然なことだと思います。

その上で、男性にしかできない、女性にしか出来ない
ということがあるのも事実で。
出産は男性にはできません。

私も出産前までは、「できるようだったら出産もすればいい」
程度の認識でした。
でも、経験してみて、自分の体や環境が
ドラマチックに変化していくことは
ぜひ体験してみるといい、と思いました。
あと、年齢に制限があるので、産むのは早いにこしたことないな、というのも。

で、何がいいたいかと言うと。
気負わずに仕事も結婚も出産も、あたりまえにできる
社会のしくみと認識の共有が
これからできあがっていったらいいのに
と思うのです。
具体的にどうしたらいいかわからないけど。

医療従事者の方に

入院中はいろいろお世話になって
ほんとうにありがたい、と思っています。
メッセージ、というほど
考えは整理できていないけれど・・・

でも。ひとつだけ。

時々、「いつもこうしてるから」という気持ちというか
姿勢が垣間見えるときがあって
そんなときはなんだか気分が萎えてしまいます。
たしかに、経験則というのは
だいじなのかもしれないし、
こちらもあまり新米そうな人は不安になるけれど。
こちらとしては一生に一度のことで
しかもそれは、めったに体験するものではなくて。
現場で同じようなことを繰り返していると
むりかもしれないけれど
「あ、それ、経験済みです」みたいな対応は
なんとかなくして欲しい。
医療の内容も、対患者のメンタルケア面も、すべて。

当事者は、けっこう変なところが気になるのです。

空にいった子のこと

彼は、おねえちゃんと１才９ヶ月はなれた
弟として生まれてくる筈でした。

妊娠２３週で突然の出血。
子宮口が開いて胎のうがみえているという状態で
絶対安静入院。４日がんばりましたが
２４週にはいったところで出生。
NICUにそのまま入院、８日ほどでお空へ旅立ちました。

母体も胎児も健康上の問題はなく
後日判明した原因は、
おそらく細菌感染による絨毛膜炎だろうとのこと。

お姉ちゃんは安産で産んでいるし
ときどきおなかは張るものの、定期健診も欠かさなかったし
晴天の霹靂、とでもいう出来事でした。

今思えばいろいろ後悔することばかり。
どんな子もメッセージをもって生まれてくるんだ
なんていう話を聞いても、やはりまだ
申し訳ない、という気持ちばかり先に立ちます。

次もうちに生まれてくれたら、と夫は言うけれど。
もっといいお母さんを探して
そこで、うんと幸せになって欲しい。
そんなふうに今は思っています。

これから結婚する人へ辛口メッセージ

結婚相手を選ぶのは恋人を選ぶより慎重に

というのはあたりまえのことかもしれません。
もちろん、戸籍に跡がつくとか、家族をもまきこむとか
いろいろ理由はあります。

もし、まだ他にアドバイスを求めているとしたら

この人といろいろな辛いことも乗り越えられるかどうか
というのも考えてみてください。
幸せな結婚、に不幸なことは考えたくないかもしれません。
でも、このさきずっと幸せ、って絶対ではない
というのも何パーセントか確率があるのですから。

経済的に辛いことがおきたり
重い病気になったり
私たちのように赤ちゃんを亡くすこともあるかもしれません。
そんな時にこの人なら大丈夫、って思える人と。

女性にだけ言えること。
先ほどのことを言葉を変えてみるなら
この人のために死ねる、ぐらいの覚悟ができるときだけ
子供をつくる、ぐらいの気持ちも必要です。
現代では妊娠で死んだりする確立は
とても低くなりました。
でも。ゼロじゃないんです。
死ぬ、まで行かなくても、流産死産、
悲しい結果はもうすこし数が多いです。
そんなこと気にせず一生を終えることが
ほとんどかもしれません。
でも、一度考えてみるぐらいはいいかもしれません。

ま、結婚も永遠ではなく、離婚というのもあるけれど。