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整骨院、院長の妻。とはいえ、よくある妻の日常です。 長女6歳育児真っ最中。 長男23週早産でお空に帰っていきました。 次男3歳、おしゃべりが上手になりつつあります。
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だいぶ時間がたって、このブログに事の顛末を
のせていなかったことに気が付いた。
少しずつ必要な情報を載せていこう。

妊娠が分かったときは、上の子と2歳違いか、とか
姑が、二人目である夫を1か月早産したときいて
私も少し早産になったりするのかもー、とか
そんなのんきなことを考えていた。

安定期に入るころ。
時々お腹が痛いけど、二人目だとこんなものかな
と思っていた。お腹が大きくなった後なら
ハリがあるとか気にしたろうけれど、まだ
おなかも大きくなる前で、危険な信号とは思えなかった。

そんなある日、お腹がぐっと下がる感覚があって
出血も少し。あ、なんかよくないことは確かだ
と思い、上の子にご飯を食べさせ、姑に預けてから病院へ。

子宮口が開いて胎嚢が見えている
大きい病院へ搬送します、といわれた。
わけがわからないままハリ止めの点滴が始まり
観光気分で救急車に。このとき22週。

おおきな病院で言われたのは
赤ちゃんが小さすぎるので、なるべくお腹に残しておきたい
でも子宮口が開いていることで雑菌により
出産になってしまう、あるいはせざるをえなくなることも、と。
ハリ止めの点滴をしながら絶対安静をいいわたされた。
そのまま4日すぎ、安心しかけたとき
またお腹が下がる感覚があり
細菌感染の数値が高いので出産しましょうとなった。
23週にはいったばかり。

出産の細かいことは辛くて書けないけど
生まれた息子はすぐに小児科医に呼吸器などの処置をされて
しばらくしてから一目合わせてくれた。
出産おめでとう、と言われたけど、あまりの小ささに涙が出た。

息子はそこからがんばって、私が退院しても入院していた。
これはもう生き延びてくれるかも、と期待もしたけど
やっぱり小さな体には負担が大きかったようで
空に帰って行った。8日の人生。

短い人生だったけど、彼は我が家の戸籍に残った。
家族の理解もあって、家族だけで葬儀、納骨もできた。
なくなってはじめて、彼を抱くことができた。

産後一か月検診で、細菌感染による絨毛膜羊膜炎が
そもそもの始まりだったと考えられる、と言われた。
原因があったとしても、スッキリはせず。

これが体験したことのひととおりの流れです。

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夫が、「記憶の薄れる前に残したい」
といって、当時のことを文章にした。
刺激を受けて、私も書いてみた。
事細かに書くことも出来るけど、それもなぁ
とすこし端折って書いたので、もう少し肉付けしてもいいかなぁとか
推敲中。

で、それをどうするか、悩み中。
自費出版、なんてのをしてみちゃうこともできるし
ファイルしてしまっておくのもできるし。

こういう体験した人で、本作った人はいるのかなぁ。
作ったところで、読みたい人はどれぐらいいるものかなぁ。
ちょっと想像もつかず、悩み中。

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今まで、葬式やらなにやらの儀式の意味を
深く考えたことなどなかったけれど
子供を弔うのに、どういう意味があるのか
あらためて調べたりした。

四十九日はあの世へ、霊から仏に変わる時
という程度の知識だったけれど
7日ごとに閻魔様の裁判を受けて行き先が決まるのが
四十九日だ、とわかった。
この世で知っているのは病室やら
帰って来た家で寝ているだけだったのだから
裁判なんてし様がなくて通り過ぎるだろうな
とか思っていた。
実家の父が調べたのか聞きかじったのが
あの世の学校に四十九日通って
あの世のことを勉強するのだとか。

お、そっちのほうが、現世に残る家族としては
受け入れやすい話だ、と思ってうれしかった。

今回の大震災で、今頃あの世の学校は
ベビーブームで教室内はぎっちぎちなんだなー
と、ちょっと不謹慎な風だけど考えてしまった。
でもまあ、人が多いと気持ちもまぎれるかな、とか。

どうぞ、我が子も震災の犠牲者の方々も。
おだやかな時をお過ごしください。

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久しぶりに村上ワールドにはまっている。
自分の体験が村上ワールドを思い出させて。
なにか、うまく活字になっていて
自分を代弁してくれそうな気がして読み始めた。

早産を経験したことで
関連したグリーフケアのことやら
新生児医療のことやら、いろいろ
のほほんと生活していたら知らないでいたことを
いろいろ知るようになった。
それ以前とそれ以後ではまったく違う世界のようで
元に戻ることはないし、できない。
そんなところが村上ワールドっぽいかな、と。

読んでなるほど、と思うフレーズもあったし
違う世界の人が書いた本だ、という感覚もあった。
というわけで。

結局は、いつものように読書した、というところだったのかな。
あー。
大掃除とか、もっと私にはやることがあったんだっけ。

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おばあちゃん、二人ともに、「空くんが生きてたら今頃産まれてたのよね」と言った。
おじいちゃんも夫もそんな話はしないから、予定日を待つのは女性だけの感覚なのかしら。
それとも男衆は口に出さないだけかしら。
どちらにせよ。
無事月満ちて出産してたら今頃、って考えるとしみじみと涙が出る訳で。
いつまでも想いだけ残すと成仏しにくいかもとかも考える。
でも、やっぱり考えちゃうよね。いつまでも堂々巡りの頭の中。
忘れない事と忘れる事のバランスが肝要って事かな。

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プロフィール
HN:
?妻?
性別:
女性
自己紹介:
結婚したいな、と思った相手が整骨院経営者。妻となるまで、なってから、記録を兼ねてのつぶやき日記。
長女4才次男1才育児中、長男23週の早産でお空に帰りました。
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